2014年06月11日
6月11日の記事
放棄とはお金を借りる際には借金の消滅時効の権利を放棄できないことを示唆しています。
ただ借金の消滅時効というのは、事前に放棄することはできないのですが、決められた時効が完全に確定した以後では放棄できるようになっています。
それは借金の消滅時効が成立以前には払う気持ちがあっても、時効成立を知って相手方にいきなり借金消滅を主張するのは法の適正から外れることになるからです。
返済の義務は借金の消滅時効が成立する前と同様にあり債務者は返済する必要があります。
借金の消滅時効の喪失は放棄とは異なり、時効期間が経過しても時効にはなりません。
借金の消滅時効の喪失と放棄は同じように思えてもその性質は全く異なります。
借金の消滅時効が完成する前と代わることなく返済の義務が生じ続けます。
法律上、契約する時には借金の消滅時効の権利をあらかじめ行使しない約束はできません。
Posted by りえち at
01:30
│Comments(0)